【技術書レビュー】リーダブルコード

 言わずとしれた名書。もはやエンジニアで知らない人はいないであろう書籍です。

読むべき人

 プログラミングをひと通り覚え、コーディング実務に携わる人は、必ず読むべきです。

 また同時に、業界経験の長いベテランにもお勧めです。もちろん、そういった方はコードの善し悪しも感覚的に分かっているはずですが、後続に教える際に表現に困ることがあると思います。

 この書籍は、自分の中にあった感覚的な部分を、説得力のある表現へと変換してくれる本です。エンジニアやプログラマにとって必携となることは間違いないでしょう。

書かれていること

 タイトルどおり、「リーダブルコード」つまり、人間が読めるコードを如何にして書くか、非常に分かりやすく解説されています。

 内容は複数の言語で書かれており、必ず例を示して、コードはどのようにあるべきか書かれています。この手の書籍は投げっぱなしになることが多いのですが、しっかりとした認識に向けて、時に軽いジョークを交えつつ、まっすぐ手を引いて導いてくれます。

 挿し絵も笑いを誘うもので、エンターテイメント性もあり、コードを書いた経験のある人は、娯楽書としても楽しめます。

実用性

 チームで、とんでもないコードを書く人がいたら、2時間与えてこれを読ませるべきです。驚くほどコードの質が向上するはずです。 

価格

 現在では2500円前後と、技術書としては平均的な価格です。ページ数は230ページ前後とコンパクトにまとまっておりますが、内容は濃く、価格分の価値は十分にあります。

評価

 ★★★★★(自信を持ってお勧め出来る)

 特に初心者の方は、早いうちからこの書籍を読んでおくと、優れたセンスが身に付くと思います。

まとめ

 一家に一冊、以上に、チームに一冊レベルで手元に置いておきたい本です。

 エンジニア/プログラマとしてある一定のレベルに達したら、必ず読むことをお勧めします。