Oculus製品でFacebookのアカウントの凍結を解除した話

　Facebookに長らくログインしていなかった場合、Facebookアカウントが凍結されて割とどうしようもなくなることがあります。問い合わせ先は無いし、30日をすぎると再審査請求もできません。

凍結されてから所定の期間をすぎると、アカウント再開の審査請求ができなくなる

　Facebookでは、凍結されてから30日以内であれば、本人確認書類を添付して再審査を請求できます。Facebookは本名での利用を前提としているので、「本当に本名で登録されているか」「Botなどの不正アカウントではないか」を確かめるためにこれらの書類が必要なようです。

　しかし、30日をすぎると、これらの書類を添付したとしても再審査することが出来ません。これ以外の、例えばメールでの問い合わせなどの手段もありませんから、この時点をもって、元のアカウントは利用できなくなり、新しいメールアドレスでアカウントを作るくらいしか手段が無くなってしまいます。

　Facebookでは複数アカウントの所持を禁止していますが、この辺りの裁定がどうなっているかは気になるところではあります。

　Facebookは必要最低限しか利用していなかったのと、アカウント凍結時にメールでの通知が一切ありませんでした。凍結時にメールが来るかどうかは場合によるようです。

　Oculus Questなどの製品のシリアルナンバーがあれば、Oculus SupportからFacebook側に繋いでもらうことができるようです。

　Oculus Questを使うためにFacebook Accountとの連携が必須となるため、アカウントが凍結されていては製品を利用することが出来なくなってしまいますから、このような連携を取っているのかもしれません。

　次の情報が必要です。

　Oculus製品を持っていない場合は当然ながらサポートを受け付けて貰えないため、注意が必要です。

　まず、Oculusのサポートページを元に、対応方法をひととおり試します。

　問題の修正ページを参考に、問題を解決できなかったことを確認します。

　このページの、サポートチケットを送信するというボタンから問い合わせを行うことができます。

　各セレクトボックスメニューでは以下を選択しました。

下のリクエストタイプを選択してください

「Oculusアカウントについてサポートが必要です。」

サポートが必要な分野

「FacebookアカウントにアクセスしてOculusを使用する」

　他、残りの項目を埋めて送信します。参考に、実際にどのような詳細を送信したかを明記します。

発生しているOculusの問題の詳細を説明してください

「Facebookアカウントが凍結されているため、Oculus製品を利用することができません」

サポートにお問い合わせいただく前に、次のうち何を利用しましたか？

　チケットを送信後、わずか20分ほどでメールが返信されました。ここで改めてシリアルナンバーなどの補完情報を送る必要がありますが、対応は極めてスピーディに行われ、Facebookのアカウントチームへの引き継ぎが行われます。

　３日後、アカウントの再審査が行われ、問題がないことが判明し、凍結が解除されました。

　これで晴れてOculus Questを利用することができるようになりました！

　アカウントの凍結理由が正当なものだった場合は、当然ながらアカウントの再開は難しいと思われます。本名以外を登録していたり、規約に違反していた場合などは、諦めたほうが良いかもしれません。

　この情報は、2021年1月頃のものです。リンク切れや、サポート対応方針の変化などがあるかもしれませんので、必ずしも同じ状況だからといって同様の対応とはならないことに注意は必要です。

　Facebookで、何も規約違反していないのにアカウントを凍結され、かつOculus製品を持っていた場合は、Oculus Supportに連絡してみるのも手かもしれません。

　前回凍結時の理由がわからないので、いつ再度凍結されるかわかりませんが、ひとまずは安心してOculus製品を使えそうですね。